この記事では高専の卒業生が、電気情報工学科でどのような勉強をしたのか、どのような経験をしてきたのかについて説明していきます。
高専の電気系・情報系の学科ってどんなことするんだろう・・。
電気情報工学科は他の学科と比べて何が違うの?
このような疑問を持っている人はぜひチェックしてくださいね!
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高専の学科
一般的に高専では4~5の学科が存在します。
私が卒業した高専では機械工学科、電気情報工学科、制御工学科、建築システム学科の4つがありました。
私は元々パソコンについて興味があり、プログラミングや情報系について勉強がしたい!と中学生の頃考えていました。
それから中学生の進路として高専を考え、情報という名前が付いている電気情報工学科を選択しました。
当時の気持ちを思い返すと、少しだけパソコンに興味があり、勉強してみたいなーという軽い気持ちで高専を選んだ気がします笑
学校によっては文系の学科が存在する高専もあるようですが、大半は理系の学部ばかりなので、数学や工学系専門科目の勉強を避けては通れなさそうです。
電気情報工学科の授業
電気情報工学科の授業科目を上げていくと、電気磁気学・制御工学・電気機器・応用数学などの電気系科目や、シミュレーション工学・CG演習・プログラミング・通信工学などの情報系科目の授業があります。
電気情報工学科という学科名なので、入学前は好きな情報系の勉強ができる!と喜んでいましたが、実際には少し差がありました。
高専の授業カリキュラムなどを見ると分かりますが、たくさんの授業の専門科目が存在している中で、情報系科目になるのはプログラミング、CG演習、シミュレーション工学、通信工学くらいです。
高専を卒業すればプログラミングもできて、1流のエンジニアになれる!なんて考えていましたが、少し違ったようです。
情報系というとプログラミングやCGについて主に学ぶと勘違いしていたのも、よくなかったのでしょうね。
入学してから通信工学のような難しい科目も、情報系に含まれることを気づかされました笑
プログラミングやCGなどを高校の段階から、本格的に学びたいという場合には aidemy や udemy などのサービスを利用して勉強するのがおすすめです!
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【高専】の授業の雰囲気について
電気情報工学科の実習
高専ではどの学科でも、一週間に一度は実習が行われます。
電気情報工学科でははんだ付け、電気回路の作成、IPアドレス計算による通信のテーブル設定などを行いました。
私の体感なんですが情報系の実習より、電気系の実習の方が多いように感じました。
電気回路を作成してデータを取って考察したり、波形を読み解いたりしました。
中学校の技術の授業で入学前からはんだ付けをしたことがある人もいましたが、電気製品がどのように動いているかなどの一番の基礎の部分の理解が深まります。
高専の電気系の学科ではこのようなことを勉強する事を忘れないで下さいね!
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電気情報工学科の卒業研究
電気情報工学科の卒業研究は、配属される研究室によって、扱う分野が変わっていきます。
私の高専では電気と情報系の研究室が半々であったので、それぞれが研究したい分野に希望するという方式がとられていました。
高専に入学する前や、在学中に研究したい!興味がある!という分野が見つかった場合は該当しそうな研究室のメンバーに話を聞いてみたり、出ている論文を読む事によって研究のイメージが沸いてくると思います。
将来的に何かしたい事がある場合は必ず行っておく必要がありますね!
また高専の卒業研究の特徴として高専の4年生に基礎研究という卒業研究の前段階の研究があります。
それを経て卒業研究になるので、実質2年間卒業研究に取り組んでいることになりますね。
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【高専】の卒業研究|レベルや内容について
まとめ
電気情報工学科では比較的電気系の授業が多く、電気磁気学や電気機器、電気回路などの勉強に悩まされます。
プログラミングやCGなど、クリエイターやエンジニアに求められる知識は授業からはあまり得られません。
しかし卒業研究では比較的自由にテーマを決めることができ、人それぞれが興味ある分野の研究ができると思います。
電気や情報の分野について興味があったり、将来的にITや理系の分野に関わっていきたいなーという場合にはおすすめの学科になっています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')