FP3級資格を取得したい
FP3級に適した勉強方法が知りたい
独学での効果的な勉強方法は?
こんな風に考えている人に向けて、この記事では解説しています。
独学でFP3級を取得しようと考えている人には、特におすすめの記事になっています。
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FP3級の勉強方法
ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事は、節約や税金、投資や家計のことなど、様々な「お金」に関するプランを組み立てることです。
まず一番簡単なFP3級資格は、独学でも十分取得可能な資格ですが、勉強方法を誤ってしまうと、得点がなかなか上がらない事もあります。
では、FP3級の具体的な勉強方法について解説していきます。
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①テキストで内容理解
まずFP3級の内容をざっと理解するため、テキストの内容をチェックしましょう。
学科試験、実技試験共にテキストの理解は必須です。
最初からテキストを丁寧に読んでいくのも良いですが、おすすめなのは短期間で繰り返しテキストを読む方法です。
少し分からない部分があっても、内容を大体理解できれば次に進んでください。
時間をかけて読み進めても、最後のページにたどり着いたときには最初の内容を忘れている可能性が高いため、短期間で何度もテキストを確認することが大切です。
勉強した当日や翌日に復習をおこなうと、記憶が定着しやすくなり、効率的に勉強の効果を得られます。
②問題集で実践
テキストでFP3級の大まかな内容を理解したら、次は問題を解いてみましょう。
テキストから大まかな理解を得られたら、その理解や知識が、実際の問題に通じるかどうか確認する必要があります。
効率的に勉強を進めるために、インプットとアウトプットを繰り返すのがおすすめです。
FP3級の学科試験の内容は、以下の6科目になっていますが、手の付けやすいところから解いていくのがおすすめです。
①ライフプランニング
②資金計画
③リスク管理
④金融資産運用
⑤タックスプランニング
⑥不動産相続・事業承継
独学では、問題集を最初から解く必要は無いので、分かりやすい項目から勉強していきましょう。
得意な問題から解いていく事で、モチベーションを維持できるため、早く良い結果が得られます。
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③インプット・アウトプットで記憶定着
①テキスト、②問題集、の流れは、インプット・アウトプットの勉強方法を取っている事と同じです。
何かしらの情報を吸収し、問題に対して自分の考えをアウトプットする事は、とても効果的な勉強方法です。
①どんどん問題を解く
②テキストで分からなかった箇所を確認
の流れでたくさんの問題を解いてみましょう。
どうしても分からない問題にぶつかれば、悩まず解答を確認し、答えや解法を覚えておけば効率よく点数を上げていけます。
④過去問で実力をチェック
最後に、過去問を解いて自分の実力を把握しましょう。
過去問を解けば実際の理解度が分かり、今後どの項目を重点的に勉強すれば良いか分かります。
また、過去問や模擬試験では、実際の試験に近い形で問題を解くのがおすすめです。
試験と同じように時間制限を設けて、各項目ごとにかかった時間をチェックしましょう。
解き終われば問題の回答時間と正答率をチェックし、勉強が不十分だった項目を復習してください。
解けなかった部分を分析し、復習の計画を立てて勉強しなおす事で、苦手分野の克服も行えます。
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FP3級の勉強期間
FP3級はファイナンシャルプランナー資格の中で最も簡単ですが、「何時間勉強したら合格する」という確実な基準はありません。
おおよその目安は50時間程度と言われていますが、勉強時間は人によって異なります。
経済やお金に関する知識がなければ100時間以上かかるケースがあったり、勉強に慣れていれば30時間程度で合格することも可能です。
まずはテキストを見て、どれだけの時間勉強すれば、内容を理解できるか見積もってみましょう。
ネット上には「前日の勉強だけで合格した」という強者もいますが、勉強に充てられる時間や理解度は人それぞれなので、自分の感覚や生活ペースを大切にしましょう。
FP3級の合格率
FP3級は「FP協会」「きんざい」という2つの団体で実施されていて、それぞれで合格率が異なります。
年度にもよりますがFP協会で合格率は70~80%、きんざいでの合格率は50~70%です。
きんざいの方が合格率が低いのは、個人受験よりも団体受験が多く、FP協会で受験する人に比べ勉強量が少ないからだと言われています。
FP協会で受けてもきんざいで受けても、問題の難易度は変わらないので安心してください。
FP協会、きんざいを合わせた合格率は65%ほどですが、これは数ある資格試験の中でも非常に高い数値となります。
資格試験において「勉強量が足りないのに受験している人」は、約半分(50%)近いとも言われています。
そのため十分な勉強量さえ確保できれば、合格率65%のFP3級試験には、問題なく合格できるでしょう。
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学科試験
FP3級の試験は、学科試験と実技試験に分かれます。
学科試験の合格ラインは60点満点中36点以上(約6割の得点率)。
マークシート方式の試験で、120分の制限時間内に60問を解かなければいけません。
実技試験より時間が長いので「内容が難しいのでは」と警戒する方もいますが、問題数が多いため制限時間が長くなっていると考えられます。
学科試験の合格率は試験全体の合格率とほぼ同じ50~70%となっているので、学科試験が特別難しい訳ではありません。
実技試験
実技試験では、60分の間に5題の筆記問題が課されます。
合格基準は50点満点中30点で、単純に考えれば5題のうち3題解ければ合格できると言えます。
筆記試験と言うことで難しく感じる方は少なくありませんが、しっかり勉強していれば十分対応できる内容なのでたくさんの問題を解くことが大切です。
実技試験の合格率は50~80%となっていますが、実技試験の種類によって合格率は大きく異なります。
おおよその合格率は、
日本FP協会(資産設計提案業務)…80~90%
きんざい(個人資産相談業務)…50~70%
きんざい(保険顧客資産提案業務)…30~40%
となっています。
合格率だけで見ると日本FP協会が高いですが、特定の項目について深く勉強したい方はきんざいの「個人資産相談業務」「保険顧客資産提案業務」での受験を考えてみましょう。
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FP3級の内容について|試験内容・学習内容を掴んでFPを理解しよう
勉強に集中するためのおすすめの場所
FP3級合格の近道は、自分に合った場所で勉強を継続していくことです。
ここからは、当サイトおすすめの勉強場所について解説していきますので、ぜひ参考にして下さい。
自宅
最もスタンダードな勉強場所が、自宅の机です。
自宅ならわざわざ時間を掛けて身支度をしなくても問題に取り掛かれますし、早朝や深夜など時間を気にせずいつでも勉強できます。
テレビやスマホの誘惑に負けず勉強を続けられる!という方であれば費用のかからない自宅での勉強がおすすめです。
カフェ
少し雑音がある方が集中できる、という方におすすめなのがカフェでの勉強です。
コーヒー1杯くらいならあまりお金を掛けず勉強場所を確保できるので、自宅や会社の近くにカフェがある方は利用してみましょう。
カフェには勉強や仕事をしている人がたくさんいますので、自分のモチベーションを高めるという意味でも効果的です。
ファミレス
食事を取りながら勉強をしたい方は、ファミレスに行ってみましょう。
少々雑音が気になることもありますが、ボックス席で身体の疲れを癒しつつ勉強に取り組めます。
また最近は1人向けスペースを用意しているファミレスもあるので、「一人でファミレスに行くのが恥ずかしい」という方にもおすすめです。
自習スペース
「すぐに集中力が切れてしまう」「勉強しかできない環境に行きたい!」という方におすすめなのが、大人向けの自習スペースです。
公共施設など無料で使える自習スペースもありますが、ドリンク飲み放題などのサービスが付いた有料のスペースもあります。
毎月一定の料金を支払うところや利用の度に料金を支払いところなど、システムはスペースによって様々です。
勉強中にスマホをいじってしまうという方、とにかく静かなスペースで勉強したい方はぜひ自習スペースを使ってください。
まとめ
FP3級の勉強方法・勉強時間などについて解説してきました。
簡単だと言われるFP3級ですが、勉強が足りなければ合格ラインには届きません。
テキスト・問題・過去問の流れで、アウトプットを重視した勉強方法で、効率的に学習を進めることが大切です。
また合格までに勉強時間をきちんと確保することも重要ですので、遅くとも試験の2カ月前には勉強をスタートしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')