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議会とは|わかりやすく議会制民主主義などから解説

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「議会が何のためにあるか分からない」

 

「議会はどうやってできているの?」

 

そうした疑問をお持ちの方に向けて、この記事では議会と議会制民主主義について解説していきます。

議会をもとに作られている政治制度を知り、政治全体の基本的な動きや理念を理解しましょう。

 

議会とは

議会とは

議会とは、国民の代表となる議員が集まり新しい法律を作ったり、すでにある法律の改正を行ったりする場所です。

日本で言うと、国会議員や地方議会議員が集まって話し合いを行う場が、議会だと言えます。

 

ここからは議会のさらに詳しい意味と議会政治・議会主義について解説していきます。

 

 

議会をわかりやすく解説

先ほども言った通り議会は議員を集め法律などの制定を行う場です。

議会に出席する議員は、国民や住民に公選選挙でえらばれるのが通常ですが、国王などの君主が議員を選出するというケースもあります。

 

また議会の内容も様々であり、日本において代表的なのは国会ですが、地方議会も「議会」として規則や条例を決める役割を担っています。

議会の基本的な仕事は法律の制定や改正ですが、そのほかにも以下のような仕事があります。

予算の決定

条約の承認

人事への同意

裁判官の弾劾裁判

首相の選出

 

国民の代表として選ばれている議員が、国民の代わりに様々な意思決定を行う場が、議会だと言えるでしょう。

 

議会政治・議会主義とは

議会政治とは、議会が政治の基本になっているという考え方です。

国民が選挙で選んだ国会議員は、国民の代表だと考えられます。

 

議会はその代表が集まって話し合う場ですから、政治の中心として位置づけられます。

国民の声を正しく政治に反映させるため、内閣や公的機関が動くためには国会の決定が必要です。

 

国会の意見を尊重した制度を作り、国会、つまり議会を尊重することが議会政治だと言えるでしょう。

また議会主義も、議会政治と非常に似た言葉です。

 

議会主義とは、議会が政治の中心であるべきという考え方のことを指します。

国民の代表が集まる議会が政治を動かさなくてはならない、という考えは、議院内閣制を導入している現代日本では非常に一般的です。

 

議会制

議会制について

議会制とは、国の政治を行うための意思決定が議会によって下されることを指します。

具体的には、国民の代表が集まる議会で法律や規則など様々なことを決定する制度が、議会制なのです。

 

日本で暮らしていると議会や国会の存在を当たり前に感じてしまいますが、議会がなく国王など君主一人が国の政治を全て動かしているという地域もあります。

以下では、議会制と民主主義との関係性について、より詳しく解説していきます。

 

議会制民主主義

議会制民主主義とは、国民から選ばれた代表者が議会で様々な意思決定を行う民主主義です。

議会制民主主義のもととなっているのは、政治を決めるのは議会である、という議会主義、議会政治の考え方となっています。

 

また議会制民主主義は、間接民主主義とも呼ばれます。

これは、国民が直接話し合って意思決定をするのではなく、いったん選挙で国民の代表者(国会議員など)を選び話し合いをしてもらう制度だということを指しています。

 

国民は選挙を行うことができますが、直接政治の話し合いには参加できないので「間接」民主主義と言われているのです。

この間接民主主義については様々な議論がされていますが、日本国民すべてが政治に直接参加するのは人数やコストの面から考えて難しいため、現在も国民は議会制民主主義で間接的に政治参加することになっています。

 

直接民主主義

直接民主主義とは、間接民主主義とは異なり国民が直接政治に参加し、様々な議題について意思決定を行う制度のことを指します。

直接民主主義は古代ギリシャの時代から行われていますが、人口の増加、そして議題の複雑化により、現代において国民全員を政治に参加させるのは難しいとするのが一般的です。

 

しかしスイスの一部の州では、この直接民主主義により意思決定を行っているところもあります。

国民が直接政治に付いて意見をぶつけあえる機会は非常に貴重ですので、議題の内容については直接民主主義を取り入れるべきという意見も少なくありません。

 

身分制議会

身分制議会とは、中世末期にヨーロッパで作られた身分別の議会のことです。

当時は身分制度がはっきりとあり、別の身分の人同士が交流することは稀でした。

 

この身分制議会によって、完全な平等とは言えませんが貴族だけでなく平民も政治参加できるようになったことには大きな意義があるでしょう。

現代では多くの国で身分制度が廃止されているため、実際に身分制議会で意思決定を行っている国は非常に少ないです。

 

その他の議会・政治体制について

ここまで説明してきた以外にも、日本の中には様々な議会・政治体制があります。

以下では国会以外の議会について解説していきますので、政治制度や議会政治についての知識を深めたい方はぜひ参考にしてください。

 

地方議会

地方議会とは、地方公共団体の住民代表が意思決定を行う場のことです。

具体的には、都道府県議会、市町村議会などがあります。

 

地方議会の仕組みも基本的には国会と同じで、住民が選挙で地方議会議員を選んだ後、議会で条例の決定などを行います。

また人口の少ない町村の場合、議会の代わりに選挙権を持つ住民が話し合いを行う「総会」を開催することも可能です。

 

地方議会は地域に住む住民の声を地方自治に反映させるために必要なものです。

日本国憲法でも、地方自治を守るための制度として各地方自治体に地方議会を置くよう定められています。

 

組合議会

組合議会とは、特別地方公共団体や市町村が集まって出来た事務組合に置かれる議会です。

事務組合は複数の地方公共団体などが協力する必要のある事務が発生した時、共同で仕事をするために設置されます。

 

そしてその事務組合に置かれるのが、組合議会です。

組合議会では、複数の地方公共団体における予算や条例を決定します。

 

組合議会を構成する議員も、選挙で選ばれることとなっており基本的な仕組みは地方議会と同じです。

しかし組合議会の議員数は数名程度であることも多いため、国会や地方議会と比べると非常に規模の小さい意思決定機関であると言えるでしょう。

 

まとめ

議会とは、国民の代表者である国会議員が様々な政治議題について話し合い、意思決定をする場所です。

 

議会は政治の中心になっており、法律の決定や憲法の改正など、国民の生活に大きな影響を与える決定も行います。

議会を通して国民の声を最大限反映させるためにも、参議院選挙、衆議院選挙には積極的に参加しましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')

 


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