ビジネスモデル 政治・経済

フリーミアムモデルについて|ビジネスモデルや事例から無料の強みについて考えてみよう

更新日:

 

 

フリーミアムとは

フリーミアムとは無料でサービスを提供し、集客力を高めてその後の有償取引につなげるビジネスモデルです。

 

本来ビジネスではお金を取る事で利益を生むのに対し、フリーミアムモデルは逆の発想を用いた戦略だと言えます。

サービスにはこれまでお金が必ず必要だったのに対し、無料で提供する事によってまずは顧客にサービスを体験してもらったり、集客を行うといった点でかなり有効的な方法となっています。

 スポンサーリンク

 

 

フリーミアムのビジネスモデル

ではフリーミアムのビジネスモデルを、キャッシュポイントと注意すべき点の2つに分けて見ていきましょう。

 

キャッシュポイント

まずはキャッシュポイントについてですが、無料サービスからどのように有償取引につなげていくかが重要になってきます。

 

まずは例として、スマートフォン用に提供されるゲームアプリは基本サービスを無料で提供し、ゲーム内で使用できる特殊な武器やアイテムを有料で販売して有償取引に繋げています。

この流れで重要になるのは無料の基本サービスをいかに面白いかを感じてもらえるかという事と、課金者と無課金者の間でゲームバランスが壊れないように有償アイテムの価格設定を行う必要がある事です。

 

また他の例でいうと、サービス開始から1か月は無料お試し期間で2カ月目からは有料プランに移行する方法、サブスクリプション型のサービスが挙げられます。

その他にはフリーミアムの集客力を活かして、無料でサービスを提供しながらそれに掲載する広告によって利益を生む方法などがあります。

 

この3つの共通点として言えるのは無料サービスの中で、顧客に長く使い続けたい!という価値を感じさせり、お金を払ってでも楽しみたいと思わせる事が重要です。

 

注意すべき点

では次にフリーミアムモデルの注意すべき点です。

 

簡単にまとめると

無料サービスに変動費がかからないようにする

何を無料で提供する事に価値があるか戦略が必要

どのように有償取引につなげるか

無料が市場の当たり前になって大丈夫か考える必要

競合が模倣(真似)しやすい

このような5つが挙げられます。

 

ではフリーミアムのビジネスモデルで注意すべき点を具体的に見ていきましょう。

 

 スポンサーリンク

無料サービスにコストがかからないようにする

フリーミアムモデルで提供する無料サービスに、必要以上にコスト(変動費)がかかってしまうと、サービスを継続できなかったり、コスト分を回収するのに時間がかかってしまいます。

 

そのため維持費やサービスの提供に、いかにお金をかけない仕組みを作るかが重要です。

このような前提があるため無償で提供されるサービスには、大半がモノではなく人や機械によるサービスになっています。

 

フリーミアムは原価の考えがないサービス提供事業者に適しているモデルだと言えますね。

 

何を無料で提供する事に価値があるか

次に何を無料で提供するのかという点です。

どこまでを無料にして、どこからが有料なのかという線引きはかなり難しい問題です。

 

事業のバランスを考えながら、顧客リスク低減のためのサービス無料体験など、様々な事を考える必要がありそうです。

 

どのように有償取引につなげるか

3つ目に無料からどのように有償取引に誘導するかです。

 

ここ最近になって無料期間終了後、自動で有料サブスクリプション型に移行するサービスをよく見かけるようになりました。

この具体的な誘導方法は無料サービスに登録する際に、利用するためのアカウント登録だけでなく支払い情報なども登録させて、自然と有料期間に移行する流れを作る手法です。

 

他にもスマートフォンアプリではサービス内の広告画面削除や、パズドラやモンストでいう魔法石やオーブ課金がそれにあたると言えます。

 

無料が市場の当たり前になって大丈夫か

4点目にその無料が市場の当たり前になって大丈夫かという点です。

 

一度サービスを無償で提供すると、消費者にとってそのサービスが無料である事を当たり前に思い、業界全体としてその分野でお金を取ることが難しくなってしまいます。

そのためフリーミアムによる無償サービスに効果があるか検証してから、展開する必要があるでしょう。

 

競合がまねしやすい

最後に競合が真似しやすいということが挙げられます。

 

競合は原価やコストがそれほどかからないサービスの価格を、ただ無料にするだけで模倣が可能になります。

また実際に競合が無料で展開しているサービスを顧客になって利用するだけで、サービス内容や有償取引への誘導を体験する事ができるため、とても簡単にまねされやすいという点に注意すべきだと言えます。

 

フリーミアムの効果・強み

フリーミアムのビジネスモデルの注意点について解説してきましたが、次はフリーミアムの効果や強みについて見ていきましょう。

 

集客

1つ目の強みや効果はやはり集客力にあります。

 

サービスが無料で利用できるとなるとお金がかかるなら・・といった抵抗感がなくなったり、お金を持っていない年代層もそのサービスを利用する事ができるようになります。

そのため通常より人を集める事が可能になり、集客が課題になっている場合はこのフリーミアムモデルによって解決に近づけられる事ができるでしょう。

 

しかしこの集客力は競合に模倣される事によって持続させるのは難しく、効果はすぐに分散してしまう可能性があります。

 

取引開始リスクの低下

2つ目に取引開始リスクの低下が挙げられます。

 

お試しサービスを提供する事によって、顧客のリスクを下げるという効果です。

無料のお試しであるため顧客はサービスを受け入れやすくなり、その後に市場拡大を考える事も可能です。

 

形としてある商品や製品は目で見る事で、どのような内容か顧客は理解する事ができます。

しかしサービスは体験する事で内容を初めて理解できるので、顧客にとって入口の取引開始リスクを低減する事で、その後の有償取引に繋げやすくできるのは重要な効果だと言えるでしょう

 

返報性の法則

最後にフリーミアムの効果として、返報性の法則が挙げられます。

 

人間は先に何かをしてもらうとお返しをした方がいいのかな?というような気持ちになりやすい生き物です。

そのため無料でサービスを提供する事で、「お返しに何かしてあげよう!」という気持ちにさせる効果もあるようです。

 

フリーミアムの事例

では次にフリーミアムの事例について具体的に見ていきましょう。

 

スマートフォンアプリ

iphoneやアンドロイドが普及して、その中で使用するアプリケーションがとても多くなってきました。

無料で利用できるサービスをアプリケーションに乗せて、その後課金に誘導するアプリをよく見かけます。

 

私は学生の頃、アプリに課金する事はほとんどなかったのですが、社会人になってから利便性を求めてサブスクリプション型の月額課金アプリに3つと、ゲームアプリにたまに課金するようになりました(笑)

 

マクドナルドの無料コーヒー

マクドナルドが一時期、コーヒーを無料にしていたのもこのフリーミアムモデルに当てはまります。

 

無料コーヒーを飲むために、店舗に訪れた顧客はコーヒーだけでなく他の商品も合わせて購入する場合が多いです。

広告で大きく、生まれ変わったコーヒーが無料!!というように言われれば、「無料だし、なんとなく行ってみようかな?」という気持ちにさせられます。

 

お土産屋さんに置いてある試食などもこのモデルにとても似ていますね。

 

テレビ・ラジオ

3つ目の例にテレビやラジオも、このフリーミアムの事例です。

 

テレビで放送される番組の間に流れる広告や、ジャパネット高田のように商品の宣伝によって購入につなげたりするなど、私たちはいつの間にかこのモデルを利用していたみたいです。

 

まとめ

フリーミアムとはという所から、ビジネスモデル、効果、事例について解説してきました。

 

最近はこのビジネスモデルを、とても多く見るようになってきた印象を受けます。

これはインターネットやスマートフォンの普及によって、有形の商材より無形サービス型の商材が増え、フリーミアムのモデルが当てはまりやすくなったという事が考えられます。

 

今後もテクノロジーと共に、サービス型商品の増加が予想できるので、フリーミアムのモデルは当たり前!と言われる時代が来るかもしれませんね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')

 


あなたにおすすめの記事

-ビジネスモデル, 政治・経済

Copyright© もしだい.com , 2019 All Rights Reserved.