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【高専】で留年する学生ってどれくらいいるの?|原因やその後について

 

友達が高専で留年してしまった・・!

 

高専生の留年の実際ってどんな感じ?

 

留年した後はどうする人が多いの?

 

留年しそう・・。

 

こんな疑問を持った人に向けてこの記事は説明しています。

私は留年した訳ではありませんが、仲の良い多くの友達が留年してきたのを近くで見てきました。

 

留年して退学した人もいれば、2回留年してがんばって卒業した人、テストに寝坊して留年が決まった人など、様々な人がいました。

では具体的に高専の留年について解説していきます。

 

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高専の留年について

 

高専では決められた数の単位を取得しないと、進級ができないような仕組みになっています。

学校によると思いますが、私が行っていた高専では8単位以上落とすと進級ができませんでした。

 

また実習などの単位は最重要とされていて、その単位が取れていない場合はどんな理由でも留年となります。

つまり合計で8単位以上の不足、もしくは実習の単位未収得で留年となるので気を付けて下さいね。

 

【高専】の数学のレベルはどれくらい?|一般の学校より難しい高専数学

 

留年する原因

 

高専を留年する原因は大きく分けて、5つに分けられます。

 

試験の遅刻・欠席

 

まず1つ目に寝坊です。

高専の校舎が寮の近くにある事だったり、試験が難しかったりすることから、睡眠をとらずに一夜漬けで勉強する人も中にはいます。

 

そのため前日の夜、頑張って勉強しても部屋で寝ていた・・。

少し仮眠をとってからテストに向かおう!なんて考えていて、15分以上の遅刻でテストを受けられないようなパターンがたまにあります。

 

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課題・レポートの提出忘れ

 

2つ目に課題の提出忘れですね。

レポートの配点が10%などのように、低い場合は大きな問題になることはありません。

 

しかし、必ず提出する必要があるレポートを期限内に提出できていないという場合はかなり危険です。

また先生がレポートの完成度を見て、受け取ってくれない場合もあるので、レポートや課題に関しては先生によることも多いです。

 

そのため提出期限が近付くと、難しいレポートは研究室前で学生が列を作ったり、走って印刷をしに行ったりするような光景がたまに見られました。

大学ではあるかもしれませんが、普通の高校ではありえないですよね笑

 

やらないといけない事は、計画的に完了させていく必要がありますね!

 

実験の欠席・遅刻

 

3つ目に実験の欠席や遅刻という原因です。

 

試験と同様、高専で実験はかなり重要とされています。

そのため1回でも、理由なく欠席する事は許されません

 

部活動の大会や、課外での活動があるのであれば問題ないのですが、寝坊やサボりという理由では通用しないです。

実験担当の先生やクラスの先生にお願いすると、許される事もあるのですが、基本的にはNGなので注意してください。

 

そして休んだ分を取り戻すために、実験の補修が放課後に組み入れられ、必ず課題をクリアする必要があります。

休めたからといって、その分の実験をする必要がなくなるわけではありません

 

こういう所が、高専の辛い部分なのではないでしょうか。

 

休学

 

4つ目に休学です。

休学というのは基本的に1年単位で行われるので、1年間学校を休むという事は留年になります。

 

学校卒業後、進学や就職する際に履歴書に、1年留年した事を記載するのは不利になる恐れがあるので、留年が確定してしまえば休学するというのも1つの手になります。

 

また、したい事、やりたい事があって休学したとしても留年と同意義になるので注意して下さいね。

 

余談ですが私は今になって、大学を1年間休学しておけばよかったなーと後悔しています。

社会人になってからは日々自分のために使える時間が少なく、満員電車やしょうもない仕事で悩まされる事もあります。

 

学生の内にスキルをつけたり、仕事をしたり、何かに挑戦するための休学というのは社会人の私からすると、とても魅力的です。

 

みなさんも後悔しないように、人生の選択をして下さいね!

 

何のために頑張るのか|夢を見て、頑張って、行動して人生を変える

 

赤点

 

最後に試験の赤点です。

単純にこれは勉強不足が原因なのですが、一番単位を落とす原因になっています。

 

高専は一般高校のようにポンポン単位をくれません。

高校では30点が赤点ですが、高専では倍の60点が必要になります。また授業科目の難易度が高いことも影響して、みんな協力して努力することにより、やっと単位が取得できています。

 

この高専の赤点60点には、必ずみんなが苦しめられる事になるので、気を付けましょう。

 

【高専】の赤点について|テストで何点取れば単位がもらえる?

 

留年のその後

 

では先ほどのような理由から留年をしてしまった場合、その後はどうなるのか、について説明していきます。

 

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同じ学年を2回

 

その後は単純に全ての授業の受けなおしという事になります。

大学では1度単位を取得すればその授業はもう取らなくてもよいのですが、高専では留年してしまった学年の授業全てを受けなおしする必要があります。

 

大学の単位制を見てから、思い返すとあり得ないシステムですね。

単位を落とした授業だけを受けるのであれば、留年した次の年にはかなりの余裕が持てそうですが、そこが厳しいのが高専です・・。( ;∀;)厳しい!

 

友達がいなくなる

 

2つ目に友達がいなくなるという問題が生まれます。

 

留年して同じ学年に留まる事で、下の学年から上がってくる学生と同じクラスになってしまいます。

これまで一緒だった人と1年学年が違うと、クラスの教室がかなり離れたり、違う教室棟になったりする事もあります

 

そのため友達がいなくなり、教室内で孤立してしまう事になります。

 

また、この友達問題は高専最後の5年生で起きるのが一番悲しい事になります。

以前の友達は卒業して、留年した自分は教室内で孤立する・・

 

5年生で留年は一番避けたいですね!

 

さらに留年しやすくなる

 

3つ目にさらに留年しやすくなるという事が挙げられます。

 

留年する事で友達がいなくなったり、周りからのプレッシャーで学校に行くこと自体が辛くなる可能性があります。

そのため、これまで試験を友達と乗り切ってきたり、周りからの期待と共に高専生活を頑張ってきた人は、さらに留年しやすくなってしまいます。

 

1年留年して同じ勉強をするから、楽に単位が取れるだろうと思いがちですが、それは授業をしっかり聞いて内容を理解している場合に言える事です。

 

そこまで勉強している人で留年する人はあまりいないので、一度留年してしまった人にさらに留年しやすくなるというのは当てはまると思います。

 

名前じゃなくて留年生と呼ばれる

 

最後に、名前じゃなくて留年生と呼ばれるという事を挙げます。

 

これは留年した人にとって、かなりきついと思います。

普通に進級した人にとって留年生はこれまで知らない人だったので、名前やどんな人か知っているはずがありません。

 

そのため留年生という呼び方しかなく、悪意なく留年生と呼ばれるようになります

 

同じクラスになってから良い関係性が築ければそんな事はなくなるのですが、孤立したままだとずっと留年生と呼ばれるので注意して下さいね。

 

 

留年しないための対策

 

留年しないための対策として先ほどの原因を取り払えばいいのですが、それがまた難しいです。

 

試験前やレポート提出前は計画的に勉強したり、寝坊しないように友達と協力をしたりすれば留年を防ぐことができるのではないでしょうか。

 

高専は寮生活をする人が多いため、周りの友達を大事にすることで試験やレポートなどを効率的に終わらせる事ができるでしょう。

友達付き合いが面倒だという人もいますが、ある程度仲良くしておくことが高専では結構重要です。

 

仲の良い友達や、ルームメイトを大事にして、楽しい高専生活を送ってくださいね。

 

【高専】の寮生活って楽しい?|いじめや先輩との上下関係

 

留年する人の特徴

 

留年する人の特徴として生活習慣がだらしなかったり、期限があるものについてギリギリまで取り組まなかったりするという特徴があります。

夜更かしして授業をサボったり、「まだ大丈夫!」といって提出期限間近のレポートをしなかったり・・。

 

こんな人が近くにいる場合は注意してあげて下さいね。

 

大学では受験に合格するために浪人する人もいるので、学年と年齢が合わなくても問題ないのですが、頑張れるのに頑張らないのは大きな問題です。

 

がんばりましょう!

 

 

まとめ

 

高専の留年・留年対策・留年する人の特徴について解説してきました!

 

入学するまでは高専に、留年する人が多い事を知らなくて、違う学科でかなりのペースで留年者がでるのを見て驚きました。

高専に入学しようと考えている場合は、留年する確率が高いという事も頭に入れておいてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')

 


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