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【金融とは何か】金融の意味を分かりやすく解説

 

金融って何・・?

 

お金が絡むと金融って感じ?

 

金融をわかりやすく説明してほしい!

 

こんな風に考えている人に向けて、この記事では解説しています。

金融とは何か分かりやすく知りたい人には、特におすすめの記事になっています。

 

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金融とは何か(分かりやすく)

まず初めに、金融とは何か分かりやすく解説すると、お金の貸し借りのことを意味します。

例としてはお金が余っている人と、お金が不足している人との間で、貸し借りを行う事を金融と言います。

 

 

金融の仕組み

金融の仕組み

金融機関はこのお金の貸し借りを行う役割を持ち、取引によって生まれるリスクや予測できない悪影響を減らす機能を担っています。

金融の仕組みを利用してお金を借りた人は、貸し手からお金を得られますが、将来的に借りたお金を返済する必要があります。

そのため、お金を借りて返済するまでを、金融の仕組みと言った方がしっくりくるでしょうか。

 

お金を借りる側は一時的に使えるお金が増えてメリットがありますが、このままだとお金を貸す側にメリットがありません。

そこで使われているのが金利で、お金を貸す代わりに「将来的にお金を少し増やして返済してほしい」というのが、貸し借りの仕組みを支えています。

例えば金利の年利が1%だったら、100万円を借りた場合に、1年後に101万円の返済を行う必要があります。

 

つまり金融は、現在と将来での資金取引と言い換える事もできます。

 

金融によって得られるメリット

では次に、金融によって得られるメリットについてです。

金融の仕組みによって主にメリットを得られるのは、①お金が不足している会社(事業)と、②お金を貸す金融機関です。

 

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お金が不足している会社

一般的に会社は事業を行うために、社員への人件費や、研究開発費、設備投資に対するお金が必要になります。

新しい事業を起こしたり、優秀な人材を雇おうとすると、特にお金が必要になりますよね。

そういった時に金融の仕組みは有意義に働き、お金を一時的に借りる事で本来得られなかったチャンスを掴む事ができます。

 

お金を貸す金融機関・投資家

お金を貸す側の金融機関は、手元にあるお金を手放す代わりに、金利によって増えたお金を将来的に獲得できる権利を得られます。

余ったお金を何もせずに置いておくと、増える事はありませんが、貸す事によって金利分の利益を上げることができます。

 

債券とは何か|種類やリスクなどから分かりやすく仕組みを解説

 

具体的に金融を解説

金融取引によってお金を貸す側は、債券や有価証券を手に入れて、現金(流動資産)を失う事になります。

反対にお金を借りた側は、現金を手に入れられますが、将来的にお金を返済しなければならないという負債を抱えます。

 

また、お金を貸した側には債券や有価証券などの金融資産が手元に残りますが、この金融資産は第三者に転売する事も可能です。

これに関しても金融の仕組みだと言っていいでしょう。

 

金融のリスク

次は金融のリスクについてです。

金融のリスクについて

 

金融という仕組みによってメリットが得られる一方で、リスクも存在しています。

例えばお金を貸した先の会社が倒産すれば、お金は貸し倒れる(お金が返ってこない)事になり、貸した側は悪影響を受ける事になります。

 

このように今と将来の間で、取引を行うと不確実性が高まり、それと共にリスクが大きくなってしまいます。

 

そのため不確実な取引をする際に貸し手は、借り手の将来的な支払能力を予測しなければなりません。

金融機関はリスクを被らないように様々な情報の収集・分析を行いますが、金融の仕組みを利用する貸し手側は、自分の頭で考える事が重要です。

 

直接金融

さらに金融は、直接金融と間接金融の2つに分類されます。

 

直接金融はお金を借りたい人に、直接お金を貸す事を指します。

資金調達のために発行された株式や債券を、仲介している証券会社などを通して購入する事で、直接借り手側にお金を貸す事ができます。

 

直接金融の例

直接金融の例としては社債などが挙げられます。

社債は債券の1つで、企業が資金調達する際に発行するものです。

 

企業は社債によってお金を集める事ができ、投資家は社債を購入する事で、直接的に企業に投資が行えます。

投資家にとって社債は、株式投資などに比べてリスクが低く、ある程度安全性のある投資方法として扱われています。

 

社債・事業債とは|種類や他投資商品との違いから分かりやすく解説

 

間接金融

間接金融とは

間接的にお金を貸す間接金融は、預金などで集まったお金を使って、お金を借りたい人にお金を貸す事を言います。

 

直接金融ではお金が余って貸したい人と、お金を借りたい人が直接結びついていましたが、間接金融はそうではありません。

間接金融はお金を貸したい人と企業が結びつくのではなく、金融機関と企業がお金の関係でひもづくので、間接金融と呼ばれます。

 

直接金融と間接金融の違い

直接金融と間接金融の違いとして、リスクを負担するポイントが違います。

 

直接金融では借り手から直接、借用証書を取得するため、資金提供を行う貸し手側が、貸倒れ(倒産)などのリスクを負います。

しかし間接金融ではお金を貸すのは金融機関であるため、リスクを負うのは金融機関となります。

 

日本では間接金融が優位となっていますが、最近ではエンジェル投資・個人投資家などにも注目が集まり、経済をよくするためにどちらも重要な役割を担っています。

 

以前までは、信用力のない企業には資金が集まらなかったり、貯蓄が少ない一般消費者が多かったりして、安全性が重要視される事から間接金融がメインとなっていました。

しかしテクノロジーが発展し、信用度の可視化や、将来の予測が少しづつできるようになり、直接金融のサービスも徐々に出てきているんでしょうね。

 

金融システムとは|金融システムが抱える不安と安定化させるための方法について

 

まとめ

金融とは何かについて、分かりやすく解説してきました。

 

金融や経済、市場に関する理解って難しいですよね。

今後も分かりやすい説明を心がけていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*‘∀‘)

 


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