高専生の間に取っておくべき資格はないかな・・?
何か違う分野の勉強がしてみたい!
就職や将来に役立つ資格って・・?
こんな風に考えている人に向けて、この記事では解説しています。
資格を取得していると高い能力があると判断されて、今後の就職やビジネスにおいてとても役立ちます。
5年の間に1つでも習得できれば、社会人になって40年間も評価が上がる事になるので、時間のある内に自分の能力を上げておきましょう。
将来多くのお金を稼ぎたい人や、事業・サービスで活躍したい人・成長したいと考えている人には、特におすすめの記事になっています。
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高専生におすすめの資格
この記事では、高専生が得意とする理系分野や専門分野に関係する資格・お金に関する資格についてのおすすめを紹介していきます。
高専生は普段から専門的な勉強をしているため、一般学生より高専生の方が取得しやすい資格も取り上げています。
私は学生の間にITパスポート・FP3級・FP2級を取得しましたが、その資格が今の業務で役立っています。
普段の授業だけでなく、社会的に認められている資格を習得し、将来の成功に向けて頑張っていきましょう。
おすすめの専門分野系資格
様々な分野の資格がありますが、高専の専門分野に関係する資格から見ていきたいと思います。
ITパスポート
ITパスポートを簡単に説明すると、情報系の知識が問われる一番難易度の低い資格です。
問題内容は「コンピュータウイルスの種類・ネットワークの通信方式・SWOT分析とは」というような問題が出題されます。
特徴としてITパスポートは情報系の分野だけでなく、事業の経営に関する問題や、仕事におけるマネジメントについても問われます。
ITパスポートを取得すれば「何かできるようになる」わけではありませんが、実際の仕事に関係する知識や卒業してから役立つ知識が詰まっているため、早いスタートダッシュをきる事ができるでしょう。
次のステップにあたる基本情報技術者なども視野に入れる事ができ、まず「何か1つ資格をとってみよう」と考えている高専生にはとてもおすすめの資格です。
また、資格試験が1カ月に複数回、開催されているのもITパスポート資格の良い点だと言えます。
「ITパスポートは役に立たない」と言われる事がありますが、直接的に業務で役立たないだけであって、知識や知見を広げるという意味ではとても大きな資産となります。
まず一歩成長したい人はぜひ取得してみて下さい。
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ITパスポートは役に立たない?|取得のメリットや勉強方法について
基本情報技術者
次に基本情報技術者についてです。
先ほど紹介したITパスポートは試験が簡単で、役立つ度合いが低いのに比べて、基本情報技術者は難易度が高く、就職や進学に役立つ資格になっています。
取得できれば就職活動で資格が活躍したり、入社してからの仕事で「基本情報技術保有者だから」という理由で、任せられる仕事が多くなります。
試験の特徴としてはITパスポートに比べて問題が専門的になり、暗記だけでなく理解も求められるのが少し高いハードルになっています。
仕事における要件定義やプログラム・仕様設計、セキュリティの知識など、SE(システムエンジニア)として求められるスキルや知識が詰まっているため、SEを目指しているならば、必須の資格と言えるでしょう。
基本情報を持っている事で月給が上がる場合もあるので、興味がある人は時間がある内に取得しておきましょう。
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応用情報技術者
応用情報技術者は、基本情報技術者の上位の資格に当たり、さらに難易度の高い情報系資格として位置づけられています。
応用情報技術者も、基本情報技術者と同じようにSE(システムエンジニア)向けの資格になっていて、プログラミングを学ぶわけではありません。
そのため将来的にプロジェクトリーダーや、システム設計、運用、保守などの仕事を視野に入れている人には、おすすめできる資格です。
試験は午前と午後の2部に分かれていて、午後では記述式の問題が出題されます。
記述問題では、実際の業務経験やかなりの勉強量が必要になり、そこそこ勉強したくらいでは取得はできません。
しかし応用情報技術者取得のメリットとして、SEの職種で大きく役立つため、苦労に見合った能力や地位を手にする事ができるでしょう。
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応用情報技術者資格は役に立つのか?|取得のメリットについて
宅建(宅地建物取引士)
宅建は宅地建物取引士が正式名称で所持している事によって、独占業務の不動産売買で仲介人になる事ができます。
不動産売買にはどうしても宅建士が必要になるため、宅建士資格の価値はこれからも残り続けていきます。
独占業務は税理士の税務申告と同じような扱いで、有資格者のみが国から仕事の権利が与えられています。
そのため高専在学中に取得できれば、とても速い社会人生活のスタートダッシュを切る事ができるでしょう。
また、試験内容は建設に関わる問題だけでなく、固定資産税や相続、税金関係、保険関係などの問題が出題されます。
問題がこの後紹介するFP(ファイナンシャルプランナー)資格にも似ていて、お金系・金融系資格と相性が良いのもおすすめできる理由の1つです。
建設系学科に所属していて建築・建設・土木などの専門分野を専攻している場合に、おすすめできる資格です。
お金に関する資格
では次に、お金に関係する資格について紹介していきます。
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FP(ファイナンシャルプランナー)3級
FPとはファイナンシャルプランナーの略で、お金についての知識が問われる資格です。
高専の専門分野とはまったく関係がない資格ですが、だからこそおすすめできるのがファイナンシャルプランナーです。
高専は専門分野や実習がメインの学校になっているため、一般的な知識やお金に関係する能力が、かなり低い傾向にあります。
そのため高専卒で学歴を終えるとお金に間する知識がまったくなく、仕事におけるキャリアップや、プライベートでの生活において不利になる可能性が高いです。
ファイナンシャルプランナーでは保険・税金・資産設計という面で知識が身に付き、幅広い場所で役立つ事が見込めます。
専門的分野だけでなく、経営やビジネス、お金に関する視点が欲しかったり、今後にスケール感を持ちたい人にとっては、有利な資格と言えるでしょう。
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FP3級は役に立つのか?|取得のメリットについて実生活レベルで解説
FP(ファイナンシャルプランナー)2級
FP2級はFP3級の上位の資格にあたり、3級に比べて難易度が高く、お金の分野で専門性が増します。
FP2級からは会計業界などで名刺に載せる人も多く、ライフプラン設計の差別化を行うために取得している人をよく見かけます。
試験問題は税金の計算、控除の仕組みなどについて出題され、給料や社会保険、住宅ローンなどについて一歩踏み込んだ理解ができるようになります。
「額面の給料が手取りになる仕組みはこんな風になっていたのか!」、「不動産や金融系に制度ありすぎ」など、実はお金はこうなっていた、みたいな内容を多く知ることができました。
「理系や専門分野だけではない視点をビジネスに活かしたい」、「お金について詳しくなりたい」という場合にはかなりおすすめの資格です。
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FP2級は役に立つのか?|取得のメリットや勉強方法について
まとめ
高専生におすすめの資格について紹介してきました。
「資格って本当に役立つの?」とか「取得して意味ある?」とかそういう疑問を持っている人も中にはいます。
しかし、資格を所持しているか、していないかで比較した時に優位にあるのは、必ず資格保持者です。
また、資格を取得するまでの過程には苦労や成長があり、その努力を続ける事は今後の大きな自信となり、価値となるでしょう。
時間がある時、余裕がある時の時間を無駄にせず、積み上げる事でいつの間にか大きく成長しています。
これから新しい事にチャレンジしたい、将来もっとお金が稼げるようになりたいと考えている人は、今が行動するチャンスです。
資格取得をきっかけに、成長を加速させていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')