ITパスポートを2016年10月に受験しました。
結果は合格で、正答率が60%以上が合格ラインの所、74%正答することができ、資格を取得することができました。
勉強する前はITパスポートを漠然と情報系、IT系のことについて、簡単に勉強するんだろうと考えていました。
ITパスポートを取得すれば役に立つ知識を得られて、プログラミングについての理解も少し深まる。またパスポートと名前がついているのでIT業界で、ある程度の選考や試験をパスできるようになるイメージを持っていました笑
このITパスポートがどのように役に立つのか、また取得するメリットなどについて実体験から説明していきたいと思います。
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ITパスポートは役に立たない?
まず初めにITパスポートはめちゃくちゃ役立つ資格というわけではなく、それほど役に立たない資格と考えてもいいでしょう。
しかし所持していないよりは所持している方が、様々な面で有利になります。そういう視点で役立つ場所を紹介していきます。
新卒の就職活動
私が大学4回生の就職活動前に、すでにITパスポートを取得していたため、就活サイトでITパスポートを資格の欄に登録していました。
その結果、思ったよりITパスポートは技術系の職業から注目されていることが分かりました。
自己PRや志望業界を見てのオファーではなく、資格欄のITパスポートを見てのオファーがあり、持っていない状態と比べると、2、3割注目度が増加しました。
実際にITパスポートは実務で役立つとは言えませんが、情報系の理解を深めようとしているんだなという、意欲の表れを表現していると思います。
そのため企業からの注目度が上昇したと今では考えています。
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会社の顔といわれる人事| 面接官する側の気持ちを考えよう
転職
転職サイトDODAでITパスポートとキーワード検索を行うと、96件の求人が見つかりました。
一時金ではありますが、資格手当として3万円奨励する企業や、月々の給料がふえるというような企業も見られました。
よって、ITパスポートを取得することは就職活動にも役立ち、入社後の昇給にも役立つといっていいでしょう。
また、ITパスポートの上位の資格として、基本情報技術者があります。
多くの求人に基本情報技術者を所持していることで、昇給する会社があることが分かりました。
ITパスポートは基本情報技術者の問題の基礎知識としても、活かすことができるため、情報系の資格としてはとても取得することに価値のある資格だといえると思います。
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ITパスポート取得のメリット
ITパスポートは他の国家試験に比べて、最近実用化された技術や新しい概念が問題に組み込まれている資格になります。
最近の情報系の状況に応じて問題は逐一変わっていくので、より役立つ知識を習得できると思います。
①このようなITパスポートを取得することのメリットとして、1つ目に今すぐ役立つ情報系の知識を得られます。
②2つ目に経営戦略、マネジメントに関する問題も出題されるため、情報系だけではなく幅広い知識を学べる資格となっています。
③3つ目のメリットとして情報系の会社に対して、基本的な知識を持っている事をアピールすることができます。この3つ目のメリットにより、就職活動やキャリアアップに繋げることができます。
実際に大学で就職活動中、ITパスポートを持っている人に対してスカウトメールの案内が来た事もありました。
IoTの意味やROEとは?SLAとは?など、社会人になってから役立つ知識について、勉強できるのも大きなメリットだと言えます。
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応用情報技術者資格は役に立つのか?|取得のメリットについて
ITパスポートの活かし方
ITパスポートは昔の初級シスアドとしての、ポジションに現在位置づけられています。
そのため人によってITパスポートという名前で資格を認知していない人もいます。
「ITパスポートを所持しています」と情報系ではない40代以降の方に言うと、何それ?という反応を、実際に就職活動でされました。
もちろん、自分の知識や能力として、取得するなら必要はないですが、人にアピールするならITパスポートとは何か簡単に説明できる方が良いですね。
勉強方法
ITパスポートを勉強するには、書店で販売されているような本と、過去問題などを出題してくれるサイトの二つを使用して勉強するといいと思います。
書籍で基本的な理解をして、過去問道場というサイトを使って、実際の問題を解いていくのおすすめです。
FP資格を取得する際も同じでしたが、とりあえず理解できる範囲から暗記していく!!という勉強方法をとりました。
理解というより、覚えることが多い分野はストラテジー分野が該当するので、私はその分野から暗記して、取得できる点数を上げていきました
ITパスポート過去問道場 http://www.itpassportsiken.com/
このITパスポート試験ドットコムの、過去問道場一問一答でかなり勉強しました。
試験問題
- ストラテジー分野
- マネジメント分野
- テクノロジー分野
ITパスポートで出題される問題は、上記の3つの分野に分類されます。
私は勉強前、ITパスポートはテクノロジー分野にしか触れないと思っていましたが、実際には、ストラテジー分野という会社の経営戦略に繋がる問題が出題されたりします。
他にもマネジメント分野では、プロジェクトをどのようにマネジメントするか、どのようにシステムを監査するかなどの問題が出題されたりします。
ストラテジーは英語のStrategyの意味で使われ、日本語訳すると「戦略」という意味になります。
テクノロジー分野からは計算問題やその場で計算する問題が出題されます。
テクノロジー分野は、数学が苦手だと思っている人には、難しいかもしれません。
しかしストラテジー分野や、マネジメントの分野では計算問題は少なく、単語の意味などのキーワードについての質問がほとんどで、比較的簡単です。
ストラテジー分野、マネジメント分野についての言葉を暗記することが、合格に近づくための方法の一つだと思います。
ITパスポートの試験日
ITパスポートの受験日は、開催される受験会場の日程から自分で決めることができます。
他の資格と違い、年に2回だけ開催!というわけではありません。
自分のペースで勉強できて、気軽に受験できる所がITパスポートの良いところでもあります。
上の画像は京都での会場で、試験を申込する時に確認できる開催状況一覧です。
全国で開催されているため、自分の家から近い都道府県を選択し、予定を確認できるのはとてもうれしいですよね。
まとめ
ITパスポートは情報系の資格として、扱われていますが社会に出てから役立つ知識が多い資格の一つです。
他にも情報系の資格として、P検や日商PC検定、ワードなどの資格としてMOSなどがあると思います。
しかしこのような民間資格を取得するより、国家資格であるITパスポートを取得する方がとても役立つという結論に私は至りました。
情報系に興味がある方はぜひ、ITパスポートを勉強してみてください。
他にも、いろいろな分野の知識や資格を取得したい!と考えている人は、FP3級を取得することをおすすめします。
FPはお金に関することを勉強する資格で、日常生活でも、会社でも活用することができる資格です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')