高専はやめとけ!って、なんでそんな事が言われるの?
高専ってそんなにやばい所なの?
実際の高専って・・・?
この記事ではこんな風に考えている人に向けて、説明しています。
元高専生がなぜ高専はやめとけ!と言われるのか、具体的に解説していきますね。
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なぜ高専はやめとけと言われるのか
このような言葉がよく聞こえてくるということは、高専に対して良いイメージを持っている人が少ないという事に言い換えられます。
私は高専を経験して、高専の嫌なところやきついところを身に染みて感じました。
簡単にまとめると
- 女子が少ない
- 部活動が中途半端
- 場所が田舎
- 勉強がきつい
- 寮生活が人によっては微妙
こんな要因が高専はやめとけといわれる原因だと思います。
では順番に見ていきましょう。
女子が少ない
まず1つ目に、女子が少ないという事が【高専はやめとけ】といわれる理由の1つだと思います。
みなさんは一般の高校生に対して、どのようなイメージを持っていますか?
青春をみんなで謳歌し、学生の間にしかできない制服デート!なんかを想像したりしませんか?
それとも野球やサッカー、テニスなどの部活に熱心に励み、仲間と共に描く熱いストーリーでしょうか!
残念ながら高専には、このようなイベントはまったくありません・・・。
夢を壊してしまってごめんなさい・・。
ですが事実です。
高専は男子生徒が多く、女子生徒が少ないというのが現状です。
そのため恋愛という面では、一般高校のような青春はないと考えるのが現実的です。
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【高専】の女子は可愛いの?
部活動が中途半端
また部活動といった面でも、顧問に就く先生が研究をしている教授ばかりで、一般高校のようにスポーツ専門の先生はほとんどいません。
よって高専では、部活動より研究の方が重要であると考える風潮が強く、スポーツに熱心に取り組む部活動は少ないのが現状です。
そうはいっても、全ての部活が中途半端なわけではありません。高専らしい部活にプロコンとロボコンと呼ばれる部活があります。
プログラムやロボットを使って競技を行うのですが、これらの部活動は先生が詳しい事もあり、他の部活動に比べて熱心に取り組んでいる学校が多いと思います。
なんとも高専らしい部活動ですね!(ちなみに私は1,2年生の時にプロコン部に入ってました! すこしだけプログラミングに詳しくなりました!
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場所が田舎
3点目に高専の場所が田舎にあることです。
高専の多くは立地が田舎にあり、付近に何もないような場所に建てられています。
最寄り駅に来る電車の本数が1時間に1、2本だったり、コンビニがなかなかなかったり、地元では近い距離にあるのに、高専ではショッピングモールまでの距離がかなり遠い・・。
こういう問題に私はよく悩まされました。
土日もカラオケに行くまでに自転車で30分かかったり、近くのスーパーが閉まると何も食料を入手することができない!
こういう立地に関する所で不便があるのは、どの地方高専でも同じなのではないでしょうか。
一般の高校生や大学生がカフェやアミューズメントパーク、他にも様々な場所で遊んでいるのをinstagramで見て、悲しくなる日々を送ることになるでしょう・・
しかしその反面、車を所持している場合は行動範囲が広くなり、交通の不便に悩まされることはなくなるでしょう。
高専は車やバイクなどの規則がゆるいため、可能であれば交通面を整えておきましょう。かなり生活が変わりますよ!
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【高専生】って土日は何してるの?|休日している事について
勉強がきつい
4点目に勉強や出題される課題レポートがきついという点が挙げられます。
これまで中学で勉強していた一般科目とは大きく違い、高専では専門的科目の特色が学年を増すごとに強くなります。
そのため以前より多くの勉強量が必要になり、必ずきついと思う瞬間がくるでしょう。
もちろんその勉強を頑張ることで、専門的知識を習得でき、理系に強くなれるのですがきついのはきついです。
数学などの計算が絶対したくない!と考えている場合は、やめとけ!って私も言います笑
これはどの学科にも共通して言えることだと思います。
電気や電子、情報系だけがきついわけではありません。
建設系や他の学科でも同じように、力学など専門科目の難しい問題を理解する必要があるため、高専に入学しようと考えている場合は少し覚悟しておきましょう。
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【高専】の数学のレベルはどれくらい?|一般の学校より難しい高専数学
寮生活が人によっては微妙
5つ目に寮生活がきつい・・という点が挙げられます。
これも学校によるのですが無駄に規則が厳しかったり、抜き打ち検査があったり、プライベートがなかったりなど、寮生活が一番の高専やめとけ要素に感じる人も一定数はいるでしょう。
寮のインターネット回線に接続してもyoutubeが見れなかったり、ゲームができなかったり、エアコンがつかなったり、友達との関係が悪化したりなど、様々な問題が、寮生活をしていると襲ってきます笑
寮生活は人生の中で、とても良い経験になるとは言えますが、必ずしも楽しいことばかりではありません。
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【高専】の寮生活って厳しいの?|実体験から感じたメリットとデメリット
高専はやめとくべきなのか
では次に、高専はやめとけ!と言われる理由を踏まえて、本当にやめとくべきなのかという所を考えていきます。
解説してきた高専やめとけと言われているものが、自分にとってどうしても気になるのであれば、高専をやめておくのも選択肢の1つだと思います。
しかし、高専に入学する事はデメリットばかりではありません。
では高専をやめておくべきなのか考えるために、高専のメリットについて見ていきましょう。
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就職や進学に有利
1つ目のメリットに就職や進学に有利という事が挙げられます。
高専の就職率は100%で学校での説明会や、高専ブランドによって、かなり有利な環境で就職活動をする事ができます。
次に進学では一般の高校生とは違い、編入学という方法で大学に進学する事ができます。
編入学は大学に2年生や3年生から、入学するため一般の高校生のようにセンター試験をうける必要がありません。
そのため一般の高校生に比べて、勉強量は少なく進学できるというのは大きなメリットだと言えます。
このように高専は進路面においてとても有利になっています。
理系分野について賢くなる
2つ目のメリットに理系分野について賢くなるというのが挙げられます。
高専では数学や理系の授業に特化しているため、日々の授業や課題をこなしていると、いつの間にか理系分野で賢くなっています。
これからAIやビッグデータと言われる時代の中で、理系の専門性がある人はとても重宝されます。
そういった意味で、理系分野の専門性が持てるのは、メリットだと言えるでしょう。
寮生活の経験ができる
3つ目に寮生活の経験ができる事です。
私は高専の1・2年生で寮生活をしていました。
その2年の中で友達みんなと試験勉強したり、映画を見て夜更かししたり、ご飯を食べたりする経験はもう一生できないと思います。
寮生活のルールや友達との生活を経験する事によって、自分自身の成長にも繋がるのもメリットだと言えますね!
学費
次に学費です。
高専は国立の学校なので、学費がとても安いです。
また寮の費用もほとんどかからず、私立高校の1/4程度の学費で理系の勉強ができるのも魅力の1つです。
学費的に普通高校しか無理だけど、一般的な勉強だけするのはな~という人には、学費が安い高専は良い選択の1つになると思います。
高専はやめとけ!を鵜呑みにしてはいけない
高専をやめとけ!と言われる理由や、本当に高専はやめとくべき?という所を解説してきました。
私がこの記事で一番伝えたかったのは、高専はやめとけ!という人の言葉を鵜呑みにするのは良くないという事です。
もちろん高専には辛いことや面白くない事もありますが、その反面とても役立ったり、有利になったりする事もあります。
メリットやデメリット、自分のしたい事、将来なりたい物など、いろんな事を考えて自分の人生を選択して下さいね。
まとめ
少しは高専について分かってもらえたでしょうか。
一般の普通高校とは大きく環境が違い、入学してから後悔する人もいれば、前向きに捉えポジティブに頑張る人も中にはいます。
私は高専に入学して後悔したなー・・と言える部分もありますが、高専に入学して良かった!と言える点もいくつかあります。
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【高専】に入学して後悔したことを紹介!|本当に高専で良かったんだろうか・・
大事にしているものを軸に進路選択をするのが良いかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')