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不完全競争の例|具体例から市場の失敗について理解しよう!

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不完全競争って何・・?

 

不完全競争の具体例をいくつか知りたい!

 

市場の失敗や、市場経済について理解を深めたい。

 

こんな風に考えている人に向けて、この記事では解説しています。

不完全競争の例について知りたいと考えている人には、特におすすめの記事になっています。

 

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不完全競争とは

不完全競争とは市場へ提供を行う販売主体が少なく、競争があまり行われていない市場の状態を指します。

完全競争の反対の意味を示すため、広い意味では市場が激しい競争が行っていない状態や、市場価格が最低価格になっていない状態も意味の中に含まれます。

 

不完全競争は市場の失敗に関係する3要素の1つで、経済において良くない状態を表しています。

 

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不完全競争の具体例

では次に、イメージしやすいように不完全競争の具体例について見ていきましょう。

 

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スマートフォン市場

スマートフォン市場の不完全競争

個人的に一番分かりやすいと思ったのが、スマートフォン市場です。

 

it系や経営系のセミナーに参加すると「参加している人の中でiphoneかandroid以外のスマートフォンを使っている人はいますか?」という、問いかけをする登壇者がたまにいます。

そしてほとんどの参加者が挙手することなく、みんなが持っているのはiphoneかandroidである事が分かります。

 

これは何が言いたいかというとスマートフォン市場では、iphoneとandroidが日本市場のほとんどを占めていて、あまり競争が起きていないことを表しています。

基本的にはどんな商品・サービスでも、同じ業界に競合他社が複数あり、市場のシェアを2社が占めているなんて事はほとんどありません

 

モバイル通信業界

次に少し前の例になりますが、docomo・au・ソフトバンクのシェアがほとんどを占めていたモバイル通信業界が挙げられます。

 

今ではMVNOが出てきたり、菅官房長官の「携帯電話の通信料金を適正価格に落とすべきだ」という発言から、3大キャリアの通信料金是正や格安SIMが注目されるようになりました。

現在でも3大キャリアを使用している人がいますが、昔に比べるとかなりシェアが分散してきています。

 

以前までは端末代と通信料金を合わせると、月々7000円~1万円くらいの価格が当たり前だと言われていましたが、シェア分散化によって月々の支払いが5000円以下で済んでいる人も多いはずです。

このようにあまり競争が起きていなかった市場では、提供価格が高く、競合増加に伴って価格帯が減少していきます。

 

つまり消費者にとって市場競争が激しくなるのは、価格帯減少による恩恵が受けられるため、より激化してほしいと思うのが普通でしょう。

ちなみにですがMVNOのおかげで、私の通信料金は月々2500円程度で済んでいます。

 

WindowsやMacOSなどの基盤システム市場

次に挙げられるのは、パソコンに搭載されているWindowsやMacなどのOS市場です。

 

Windowsを提供しているMicrosoft創業者のビルゲイツは大富豪で有名ですが、今ではwindowsは社会インフラとなり、私達の仕事や生活を支えています。

社会のインフラとなると他の商品やサービスに比べて規模が違い、そのサービスの必要性を疑う人はほとんどいません。

また、macOSも多くのシェアを誇っていて、パソコンだけでなく、iPhoneもMacOSで動いています。

 

中国ではHuaweiなどのデバイスを使っている人も多いそうですが、日本では先ほども解説したようにiphoneとandroidが大半です。

スマートフォンの製造と同じように、基幹システムのOSについても不完全競争になっている事を覚えておきましょう。

 

Windowsは数十年提供されていますが、利用者が長い期間、当たり前のように使用しているサービスは、市場が不完全競争である事に関係していそうです。

 

コーラ市場

コーラ市場の不完全競争

次に飲料水のコーラ市場です。

 

コーラにはコカ・コーラと、ペプシのコーラに強い印象がありますが、もっと他の企業が提供するコーラがあってもいいはずです。

少し違和感がありますが、Aコーラ、Bコーラ、Cコーラのように、様々な企業が販売していれば色んな味のコーラが体験できたかもしれませんね。

 

コーラという飲料水を当たり前のようにコーラと認識していましたが、競争が起きていれば商品に対して、1つのブランドだけではなくなる点が重要です。

 

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不完全競争の問題点

次に不完全競争の問題点について考えて行きます。

 

提供価格を常識になる

問題点の1つ目は提供価格が常識になってしまうという点です。

 

不完全競争になり得る独占の状態は、1つの企業による独占・2つの企業による複占・複数の企業による寡占があります。

例でも解説してきたように競合が少なく、競争があまり起きない市場では、独占している企業の商品・サービスが消費者の常識となってしまいます。

 

通信やコミュニケーションのインフラとしてスマートフォンがありますが、iPhoneやAndroid端末の原価を一般人が知る機会はありません。

そのため一般消費者には本当の適正価格を知る機会がなく、企業の販売価格が適正価格であると、判断するしかありません。

 

このように価格競争が起きていない市場では企業の提供価格が当たり前になり、本当の適正価格で一般消費者が購入できているか分からないというのが不完全競争の問題点だと言えます。

 

提供される商品・サービスの仕様変更に一般消費者が振り回される

不完全競争の問題点によって一般消費者が悩む

1つ目の問題点と関連していますが、この2つ目も大きな問題点だと私は考えています。

それは競争が起きていない商品・サービスの仕様変更に一般消費者が振り回される事です。

商品・サービスが何かの原因で急に値上げをしたり、アップデートによる大幅な仕様変更があった場合に、利用者はそれに振り回される事になります。

 

本来、値上げや仕様変更があった際に、消費者が気にいらなければ、競合会社の商品・サービスに乗り換えすればいいだけです。

しかし利用している商品に競合がいなければ、嫌な事があっても同じ商品を使い続けないといけません。

 

そのため急な大幅値上げや、大きな仕様変更があってもどうする事もできません。

顧客が離れないという意味で企業にとっては最高の状態ですが、消費者にとっては嬉しくない状態だと言えます。

 

まとめ

不完全競争とは・不完全競争の例・問題点について解説してきました。

 

実際のサービスを例にして考えると、不完全競争がどんな状態かイメージしやすくなったと思います。

不完全競争の状態にならないようにどのように市場を活性化させるか、社会インフラ化しているサービスに国がどのように介入していくのか、という点が重要なポイントだと私は思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')

 


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