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インフレとは|お金の価値と金利から簡単に解説

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「インフレって何?」

 

「インフレが起きるのは良いこと?悪いこと?」

 

といった疑問をお持ちの方に、この記事ではインフレの意味やインフレの影響について解説していきます。

経済の流れを理解するため、ぜひチェックしてください。

 

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インフレとは

インフレとは

インフレとはモノの値段、つまり物価が上がることです。

そして広い意味では物価が上がることで、お金の価値が変動することも指します。

ここからはインフレで変化するお金の価値について、解説していきます。

 

 

インフレになるとお金の価値はどうなる?

インフレで物価が上がれば、モノの値段が高くなります。

例えばインフレで、全く同じ原材料で作られた100円の缶コーヒーが200円になったと考えてみましょう。

お金の価値が変わらなければ、缶コーヒーの価値(値段)は2倍になったと考えられます。

 

しかし物価が2倍になったからと言って、缶コーヒーそのものの価値が上がるわけではありません。

インフレ状態においては缶コーヒーの価値ではなく、お金の価値が変動したと考えるため、上記の例で行くと、物価が2倍に上がりお金の価値は2分の1になったと言えるでしょう。

 

インフレで変化するのは、モノの価値ではなくお金の価値です。

ここからはインフレでお金の価値が下がることによる影響を解説していきます。

 

貯金・年金

インフレが起これば、同じ1,000円でも買えるものが減ってしまいます。

例えば先ほどの缶コーヒーの例で言うと、これまで1,000円で缶コーヒー10本が買えていたはずなのに、インフレ後は5本しか買えなくなっています。

 

そのため貯金・年金で貯めているお金の額が同じ100万円であっても、インフレで物価が2倍になればは50万円分の価値しかなくなってしまいます。

そのため多くのお金を貯蓄している人にとって、インフレは悪影響だと言えるでしょう。

 

価値の上がるものは?

インフレが始まればお金の価値は下がってしまいます。

しかし逆に、インフレをきっかけに価値が上がるものもあります。

 

その代表例が、会社の株式です。

インフレ時には多くの企業で売り上げがアップし、企業活動が活発になるため株式の価値が上がりやすくなります。

そのためインフレ時には、現金を持っておくより株式の方がお得になる、というケースも少なくありません。

 

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インフレによる金利の変動

インフレが起こった場合、銀行などにお金を預けることで発生する金利は高くなります。

多少のインフレは経済に好影響ですが、急激なインフレが続くと缶コーヒー1本を買うのに100万円が必要、といった状況になり不便です。

 

そのためインフレが続きそうな場合、政府は早めにお金の出回る量を減らしインフレをストップさせようとします。

お金の量を減らし貯金を促すためにのに効果的なのが、金利の引き上げです。

 

銀行にお金を預けておくだけで高額な金利が手に入るようになれば、お金を使わず貯金しておこうと考える人が増えます。

そのためインフレが起こると、金利が上昇すると言われています。

 

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インフレによる実生活への影響

インフレによる実生活への影響

インフレにより物価が上がると、普段私たちが購入しているものの値段が上がってしまいます。

そのため、「インフレは悪いこと」だと考える人も少なくありません。

 

しかしインフレをきっかけに、暮らしが良くなることもあります。

ここからは雇用・給料、不動産や景気などのジャンルに分けインフレの影響を解説します。

 

雇用・給料

そもそもインフレは、経済活動が活発になり多くのお金が市場に出回ることによって引き起こされる現象です。

そのため物価が上がることには、会社の業績も良くなり給与も上がっています。

また会社の売上がアップすれば、雇用のチャンスも増えるでしょう。

 

しかし景気が落ち込んでいるにもかかわらず物価が上がる、「スタグフレーション」が発生するケースもあります。

スタグフレーションが起こった場合、景気が落ち込んでいるため給料が上がらないまま物価が上がるので、経済状況は厳しくなるでしょう。

 

不動産

不動産はすでに資産として形があるため、インフレによる景気変動の影響は少ないです。

そのため「現金・預金より価値が安定している」という理由で、不動産投資を行う人も少なくありません。

しかし立地などの理由で不動産の価値が下がることは十分考えられるので、インフレ対策としての不動産投資には慎重になるべきでしょう。

 

景気

先ほども少し述べた通り、インフレが起こるのは景気が好調な時です。

インフレが起きた後も景気の良い状態が続けば、さらにインフレは進行していくでしょう。

 

しかし物価が急激に上昇しすぎると、経済状況への不安が高まってしまいます。

適度なインフレであれば景気に好影響ですが、過度なインフレには早めに対処しなければいけません。

 

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インフレとデフレの違い

インフレとデフレの違い

インフレとデフレは、両方とも物価と景気に関わる用語なのでセットで紹介されていることが多いです。

ここまで説明した通り、「物価が上昇すること」がインフレです。

 

一方デフレはインフレの逆、つまり「物価が下落すること」を指します。

ここからはインフレとデフレの詳しい意味と影響について、分かりやすく解説します。

 

物価とお金の価値

デフレの場合、インフレの時とは逆に物価が下がり、お金の価値がアップします。

お金の価値が上がると言うと良いことのように思えますが、物価が下がっている状態では企業が利益を出せず、景気は低迷してしまいます。

雇用は減り、給料も下がるので長期間デフレが続けば生活は苦しくなるでしょう。

 

金利

デフレの場合、インフレの時とは逆に金利は低下します。

金利が減れば、「貯金にメリットがないからお金を使おう」と考える人が増えます。

そのためデフレの際には、政府主導で金利の引き下げが行われるのです。

 

まとめ

インフレとは・インフレによる実生活への影響・インフレとデフレの違い、などについて解説してきました。

 

インフレやデフレという経済現象は、お金の価値を変動させ、長期的に見た際に重要な指標になります。

政府の財政状況や、景気の影響による雇用状況の変動などに影響を与え、お金というものに対して、よく考えさせられるきっかけになります。

物価の変動に合わせて、金利の状況なども合わせて追えると、様々な市場動向が掴めるようになるでしょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')

 


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