FP(ファイナンシャルプランナー)2級を2017年9月10日に受験しました。
結果は合格で、正答率が60%以上が合格ラインの所、87%取得することができ、余裕をもって資格を取得することができました。
この記事ではFP2級は役立つのか、取得するメリットはあるのかという疑問を持っている人へ向けた記事になっています。
まず注意事項として、FP2級を受験するためにはFP3級の合格番号が必要になり、同時受験はできないので、事前に3級の試験を受けておく必要があります。
FP3級では、基本的なお金の仕組みが分かり、取得前と比べると税金、資産、相続、年金という視点で物事を見れるようになりました。
受験会場に行くと、様々な年代の方がいることから人気の資格であると実感しました。FP3級の難易度はそんなに高くないため、サクッと合格して、その次の段階として2級を取得していきましょう!
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FP2級取得のメリット
FP2級を取得するメリットとして、1つ目に保険屋さんと同等の基礎的なお金の知識を取得することができます。実際に販売されている保険の商品やサービスについて説明することはできませんが、保険の商品の仕組みについて、合格後はある程度理解することができるようになっています。
2つ目のメリットに投資信託、不動産、税金について理解できるようになっています。例えば税金について勉強することから、会社の給料からどのように手取りの額まで減少するのか。住宅ローンや医療費、保険費で所得をいくら控除できるのか、など役立つお金の知識を得られます。
3つ目のメリットとして、就職や転職に活用することができます。FP3級では難易度が低く、取得が簡単なため就職には活かせませんでしたが、2級からは合格率もかなり変わり、その資格を所持することで就職市場で活かすことができます。
4つ目のメリットは、自分に自信がつき、精神的な余裕を少し持てるようになります。
いつでもFP2級を名乗れるし、会社選びや事業に失敗しても保険業界や金融業界で生きていくことができるという安心感ですね。自分の仕事や職業に余裕が出るということは、現在の仕事にもアグレッシブな姿勢で挑めるのではないでしょうか。
FP2級は役立つ?
就職、転職にFP2級が役立つか、公開求人サイトのDodaでファイナンシャルプランナーと、キーワード検索を行うと106件の求人がヒットしました。
それぞれの募集要項を見てみると、FP2級の資格を取得している人に、月々の資格手当として、月額1万円給料にプラスする企業があったり、一時金として給付するような企業も見られました。
会社によっては、FPを取得することを前提にしていたり、取得することを目標にしていたりする企業もありました。このような場合、FP2級を所持していると、入社後の同期や同僚の争いのスタートラインが速くなるなど、業界は限られますが役立つといえると思います。
上記のように資格手当何円と明確に記載されている場合は、取得しておくことで役立ったと、実感することができますが、中には資格手当とだけ記載され、どの程度手当が出るのか、記載していない企業も見られました。
この場合は明確なデータではないため、事前に担当の方に資格のことについて聞いておく必要があると思います。
またFP2級資格を役立たせるために注意点があります。
FPの実技試験は3種類ありますが、その中の個人資産相談業務ではなく、生保顧客資産相談業、資産設計相談業務を支給対象としている要項もあったので、資格を就職に絶対活かしたい!と考えている人は事前に確認しておいた方が無難です。
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FP3級は役に立つのか?|取得のメリットについて実生活レベルで解説
名刺への記載
個人業でも、法人の社員でも、名刺にファイナンシャルプランナー2級と記載されているのをお客様が見ると、安心させることができますよね。
FP3級では取れて当たり前という面がありましたが、2級から名刺に記載する人も少なくありません。FPには1級まであるため、2級で載せるのは恥ずかしい・・と考える人もいるようですが、自社の環境に合わせて載せるか、考えるのがいいかもしれません。
一般の方はFPを、お金のことについて理解し、ライフプランを設計することができる専門家だと思っています。その一般の人達から信頼を得られるのは、とても仕事をする上で役立つと考えられます。
FP2級の勉強方法
私はFP2級でもFP3級と同じように、過去問をひたすら覚えるという学習方法を取りました。簿記などに比べて、FPは計算ではなく暗記する必要がある問題ばかりなので、過去問を覚えれば、自然と正答率も上がっていきました。
3級でも紹介しましたがこのFPの過去問解説のサイトが本当に便利です。PDF過去問解説ファイルという部分をクリックすると、過去問が載っています。
⇒ FP2級過去問解説 https://fp2test.com
小冊子にして印刷できるようなフォーマットが用意されていたり、それぞれにしっかり解説がついていたりするので、教材を買う必要なく印刷代と紙だけで勉強することができました。
簿記などの他の資格では、過去問がインターネット上になくて、困っていたのでFPには過去問があって良かったなーと痛感しました。
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FP2級の難易度を分野別に分けて解説!|必要な勉強時間や難しい問題について
FP2級の問題
FP2級でもFP3級と同じ科目で出題され、試験の範囲は変わりません。しかし、それぞれの分野を深く理解する必要があります。
問題の形式も3級とは違います。
3級では、○×選択問題、3択問題という形式で出題されましたが、2級では60問全て4択形式で出題されます。3級を運で合格した人もいたかもしれませんが、2級では運の要素が少なくなり、実力を重視するようなテストになっています。
FP2級では3級に比べ、似たような数字や単語がかなり多くなります。
例えば問題①の所得は、利子所得、配当所得、不動産所得、どれにあてはまるのか、配当所得は15%、20%、20.315%のどれに当てはまるのか。など同じようなキーワードや数字が多く、かなり混乱してしまいます。
他にも相続や税金を申告するまでの期間、税率、契約期間など、しっかり勉強しないとテストで問題が解けない・・なんてこともよくあります。
そのため私はFP3級に比べて5倍以上の勉強時間がかかってしまいました。
まとめ
2級まで取得できると、勉強量も多いのでかなり自信がつきました。持っていないより、持っている方が自分に自信が持てますし、採用する側も持っている方を選びます。
FPの科目分野は6分野に分かれていることから分かるように、実際の仕事も金融資産投資、不動産、保険、FPなど、それぞれの分野を専門的に扱っています。
FP資格でお金のことや、それらに関わることについて理解することはとても重要です。しかし就職や自分の仕事・キャリアに100%活かそうと思うと、それぞれの分野の専門的資格と組み合わせることで、より市場価値を高くすることができると思います。
役立つか役立たないかは、自分がどのように資格を活かそうとするかにも関係しています。私はこのFP2級という資格に満足するだけでなく、さらなる活かし方、役立たせ方を探していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!