高専って頭いいの?
一般の学生から見たら、高専生はどう見えているの?
親世代からみた高専のイメージってどんなの?
一般の学生から見ると謎の存在である高専生・・・
漠然と賢いような、パソコンができるようなふんわりとしたイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
この記事では高専生の頭の良さをキーワードに、興味を持っている人に向けて解説していきます。
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高専って頭いいの?
では初めに
シンプルに「高専生って頭いいの?」この問いから答えていきます。
簡単に説明するとですね・・
なんか賢く見えてる!!!
しかし実際のところは・・
賢い人もいれば、すごいバカもいる!!
というのが答えになります。
実際に賢いかどうかは置いといて、高専生は一般的に賢く見られがちです。
あの理系で難しいところでしょ?とか、ロボコン・プロコンで学生時代から専門分野で頑張ってるところでしょ?
こんなイメージが本当に強いです。
そのため高専卒というと、賢いやつ扱いをよくされます。
しかし実際のところ高専生にもバカはたくさんいます。。
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高専生の頭のレベル
どこの学校でも同じことが言えると思います。
バカな学校にも一部賢い人がいれば、頭が良いとされている学校にもバカは存在します。
高専生もそれと同じで何度も留年する人もいれば、編入学で難関国公立大学に合格する人もいます。
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【高専】で留年する学生ってどれくらいいるの?|原因やその後について
ではなぜこのような「高専生は賢い?」論争が生まれたのでしょうか。
そのカギは私たちの親世代にあることが最近分かりました。
親世代から見た高専
友達や同世代の人に高専って知ってる?と聞くと
「高専? あーね。」
こんな反応をされることが多いのではないでしょうか。
しかし私たちの親世代に「高専ってどんなイメージ?」と一度聞いてみて下さい。親でなくても祖父や祖母の代でも大丈夫です。
きっと
「あ、賢い学校やろ!!」
こんな反応が返ってくると思います。
今はそれほど高専ブランドが強力だとは言いにくいですが、私たちの親世代にとって高専はとても賢い学校だというイメージがあったみたいですね。
予想ですが、就職率が高く大手企業に高い確率で入社できることから、昔はとても競争率が高かったのでしょうね。
その名残で今もなお、高専生には賢いイメージが根付いているのではないでしょうか。
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【高専生】の就職先について|高い就職率の中身について卒業生が語る
高専生は頭がいいという風潮
高専生には頭がいいという風潮がある事が分かったと思います。
では次に、この頭いいという風潮を生み出している原因について考えて行きます。
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難関大学への進学
まず1つ目の理由になっているのが、難関大学への進学だと思います。
高専では卒業後の進路に、就職か進学を選択するのですが進学する場合、3回生編入学という形で大学の3年生から入学する事ができます。
この3回生編入学というのは一般の入学試験とは違い、難易度がそれほど高くないとされています。
普通なら高校でセンター試験のために3年間勉強をしたり、それぞれの大学の過去問対策などをすると思いますが、高専からの3回生編入学ではセンター試験を受ける必要がありません。
また、出題される問題は高校3年生が勉強しているような一般科目ではなく専門科目がメインとなります。
これらの理由から編入学という方法で、高専から難関大学へ入学する人が多く、結果的に○○大学の学生だよ!と言えることが、頭いいといわれる理由の1つだと思います。
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【高専】からの大学編入|本当にして良かった編入学
有名企業への就職
次に有名企業への就職です。
進路選択のもう1つとして、高専には就職があります。
高専は就職率100%の学校がほとんどで、卒業できれば結構良いところの企業に就職できるというのが、良く売りにされています。
これは実際のところ事実で、成績が悪くてもある程度の大企業には就職する事ができます。
普通の大学からだと大企業に就職できるのは一部の学生に限られていますが、高専ではほとんどの人が大企業に就職します。
この大企業への就職も、頭がいいとされている理由の1つなのではないでしょうか。
パソコンや機械に強い
次にパソコンや機械に強いという事です。
高専にいると普通の高校生に比べて、実験で機械や実験器具に触れたり、パソコン関係のものを扱う機会が多くなります。
そのためいつの間にか、パソコンや機械に強くなっているという現象が起きるんですよね。
なのでパソコン回りは高専生にお願いしよう!という風潮もあり、それがすごいなーと思われる理由の1つになっているのでは、と私は考えています。
高専生の中身をみんながあまり知らない
最後に高専生の中身や実際を、みんながあまり知らないという事を挙げたいと思います。
先ほどから3つ紹介してきたように、高専生の頭いいという風潮はいくつかの側面を見た時に生まれるイメージであって、その反対の面を知らなくても言える事になっています。
高専にはもちろん良いところも多いのですが、苦手な事やデメリットもいくつかあります。
これらを踏まえて、高専生の中身を知る人はほとんどいません。
その1つの側面を見て、高専生は頭がいい!と言ってくれる人が多いのでしょうね。
社会人から見た高専生の賢い所とバカな所
5年間高専で生活をし、編入学、社会人を現在経験して高専は賢かったのか?と、ふと思うことがあります。
私の経験から賢いところと、バカなところに分けて詳しく解説していきますね。
高専生の賢いところ・すごいところ
高専生の賢い・すごいところとして、何かをやりきる力や、難題でも諦めない力というのを挙げたいと思います。
なぜ高専生にこのような力があるかというと、一般の学校では取り組まない難易度の高い課題レポートをこなしながら、専門的な分野の勉強を日々しているからです。
高専は普通の一般高校に比べてやることも多く、単純に難易度が高いです。
その環境下に身を置いているため、やりきる力が他の人に比べて高いと言えます。
しかし高専では数学や専門的知識を勉強し、理系分野では賢いと言えますが、文系科目ではかなり弱いと言えます。
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【高専生】は英語ができない!?|英語のレベルについて解説!
では次に高専生のバカなところ・やばいところを見ていきましょう。
高専生のバカなところ・やばいところ
私は高専から普通大学に編入学したのですが、周りの学生に比べて文系科目の弱さについて、入学してから思い知らされました・・。
周りの学生がTOEIC○○点だよ!とか、意識高い系の経済や金融の話がまったくわかりません。
英語や経済、歴史などの分野は、高専で専門的科目を優先するために、おろそかになってしまいます。
また2つ目にコミュニケーション能力が高専生は低いです。
やばいです。
一般の学生は様々な出会いや経験をしていることから、問題ない人が多いのですが、高専生には様々な出会いや経験をしている人は少ないでしょう。
そのため女子とどのように会話すれば良いのか、ということからグループディスカッションのような議論の場で非常に弱いです。
高専でも大学のどちらにも良い面、悪い面があるんですね。
まとめ
高専に入学する前に高専の入学試験に合格したことを、祖父の家族に伝えると、いろんな人から「すごいね!」と称賛された事がありました。
当時は褒められるほどなのかな?と疑問を持っていましたが、様々な環境で高専のイメージを聞いていると、すごい!と自分で思っても良さそうです。
難関の高校には及びませんが、ある程度賢いのは確実なので、高専生は自信を持ってくださいね!笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*'▽')