衝撃的なタイトルなのですが、そんな時代が徐々に迫ってきています。命をお金で買うというと、どんなイメージをみなさんは持ちますか?
人間の寿命はだいたい80年くらいと言われていて、年をとればとるほどリスクは増えていきます。健康状態が悪くなったり、車を運転することで事故のリスクがあったり、仕事中でのリスクなど、心配なことだらけです。
しかし、お金があればこのリスクを減らすことができます。この所得の差によって生まれる健康に対する違いのことを健康格差といいます。詳しく説明していきます。
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健康格差とは
まず健康格差とは例を挙げて説明すると、手術か、薬服用による現状観察か、によって病気が治る確率が違うような時に、所得の差によってその施術を受けれるか、受けれないかなどの、生活や健康面での格差について表している言葉になります。
高齢者になればなるほど医療費や介護費が必要になり、この健康格差の傾向が表れてきます。
もちろん高齢者だけでなく、若い人でも事故にあったり、重い病気にかかったりする場合もあると思います。そのような時にも用いられます。
それを治したり、習慣的にできることに違いあったりするのが、まさに健康格差なんですよね。
最近では最先端の医療技術を用いた手術や、プロのトレーナーや医師による施術があります。それを受けるには多額の医療費やお金が必要になります。
所得の差によって贅沢な食事や贅沢な遊び、豪華な生活ができるかで、格差に注目しがちですが、この健康に関わる健康格差も生活する上で重要なポイントになってきます。
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様々なリスク
私たちが生きていく中には様々なリスクが存在します。
健康上のリスク、移動リスク、仕事中のリスクなど、これにはどのように対応すればいいのでしょうか。
もし解決できる所得があれば
健康リスクにある健康上の問題は検査して、お金を支払って手術をおこないます。
車の事故を防ぐには、自分が運転するのではなく、運転が安全で上手なドライバーに任せたり、車に異常がないか精密な検査を行ったりできます。
仕事中のリスクはアウトソーシング、または安全になるように新しい技術を導入することができます。
健康格差に関する健康リスク以外のリスクも紹介しましたが、やはり所得の差でとれる行動に大きく差が出そうですね。
これからの日本の健康格差
アメリカで起きていることが10年後、日本でも起こると言われています。
アメリカでは、お金の問題で保険に入れない人が約5000万人存在し、保険に入ることができていたら、助かるはずだった18000人の命が毎年なくなっています。
また、アメリカの自己破産の理由の62%が高すぎる医療費が払えないことにあります。
健康保険がなかなか適用できず、救急車を簡単に呼べないという問題が起きていることは、みなさんも知っていることだと思います。
日本の財政は年々、借金が増え、国債の返済で予算が圧迫される中、国民のために社会福祉に、お金を回せるでしょうか?
何から何まで、国民の代わりに支払っている健康保険の7割負担をいつまで続けられるでしょうか。
アメリカでは実際に、健康保険で治療するのと、全額実費で支払う治療と、治療を受けられる時期が違うようです。
例えば、全額実費で治療だと、いますぐここで治療を受けられますが、健康保険だと予約のように後日、治療が行われるようです。
近いうちに、日本もこのような問題に直面することが予想できます。
こう見ると世界に比べて、日本は健康格差が少ない区分に属しているのかもしれませんね。
健康格差への対策、対応
さきほど紹介したような所得の差によって生まれる健康格差に関しては、自分が他の人よりも能力を身に着け、より多くの所得を得るしかありません。
最先端の医療技術を用いた手術や、設備の整った病院にはやはり多くの所得が必要になります。
なかなか難しいですが、元気なうちに使える資産を貯めておくしかないのかもしれません。
所得以外に健康格差が広がらないようにするためには、運動が重要なようです。
所得段階別 要介護認定割合という高齢者に関する調査によると、高所得の高齢者と低所得の高齢者とでは、健康状況に2倍以上の違いがあることが分かりました。
その調査の結果から、高所得の高齢者は家の外で活動することが多く、低所得の高齢者は家の中で活動することが多いことも分かりました。
つまり所得が低くても外で活動を行ったり、社会参加を行うことによって、認知機能や身体機能の低下を予防することができます。
高齢者に関してでしたが、やはり健康状態を良い状態に保つためには、運動することがポイントになります。
所得をより得て、人より運動したり社会参加を行うことで、この健康格差に関しては予防できそうですね。